音楽と並ぶ私の趣味として読書がありますが、その中でも特にミステリー小説が大好きです。このコーナーでは、今まで読んだ本のなかから「これは素晴らしい!」という作品を毎月1冊ご紹介していきます。
推理小説もラーメンの好みと同じで、自分がおもしろかったと思うものが、必ずしも万人に受ける物ではありません。それでもこのコーナーでは、私の独断と偏見で、私なりにおもしろかったと思う作品を紹介していきたいと思います。
私の好きなミステリーのパターンは単純です。
連続殺人がおこり、犯人はだれ?トリックは?動機は?
しかしながら今回紹介する作品は殺人劇がひとつとしてありません。
「あした天気にしておくれ」。岡嶋二人の初期の作品です。
三億二千万円のサラブレッドが盗まれ、犯人は二億円の身代金を要求してきます。犯人はどうやって大金を奪おうとするのか。後半のスピーディな展開が最高です。
それではお楽しみ下さい。
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