音楽と並ぶ私の趣味として読書がありますが、その中でも特にミステリー小説が大好きです。このコーナーでは、今まで読んだ本のなかから「これは素晴らしい!」という作品を毎月1冊ご紹介していきます。
今回紹介する作品は、私の最も好きな作家、東野圭吾の「悪意」です。
ある殺人事件が起きます。普通だったら、犯人は誰か?ということになりますが、この「悪意」では、早い段階で、犯人が捕まります。
しかし、この作品は『犯人の動機は何なのか』を深く掘り下げます。
そして、真の動機が何なのか判明した時、この犯人の恐ろしい目論見、企みが見えてきます。
ひとりの人間が持つ“悪意”が、これほど恐ろしいものなのか、ということをまざまざと見せつけられ、考えさせられます。
東野圭吾のひとつのシリーズである、加賀刑事の登場作品です。東野作品の中でも、上位ランクの作品だと思います。
それではお楽しみ下さい。
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